第1回 カーセキュリティーとは?
第2回 車上狙いの現状と対策
第3回 車両盗難の現状と対策
第4回 自分の駐車場も油断禁物!
 
「盗まれない車はない」 もはや特定の車種が盗まれる時代ではありません。
ミドルクラスや古い車へターゲットは広がりを見せています。
それと同時に手口も巧妙かつ凶悪なものへ。まずは「キーを抜く」といった日常の防犯対策の徹底が必要です。

毎日128台が消えている!広がりを見せる車両盗難

車両盗難は、重要窃盗犯罪のひとつとして位置づけている最悪な犯罪です。2005年には一日あたりの盗難台数が128台となる、年間4万6728台がオーナーの元から消えました。
初めて耳にすると驚異的な数ですが、それでも日本史上最悪となった、'03年の6万4223件よりは被害台数が大分少なくなっています。
国と民間団体などが盗難防止に力をいれたことや大規模な検挙が続いたため、減少傾向になったともいえます。
車両盗難が急激に増加し始めた'09年代後半頃は、主に海外で需要の多いランドクルーザーなどの高級RVや、高級乗用車ばかりが狙われていました。
その後スカイラインGT-Rやランサーエボリューションなどのスポーツカーひ広がりを見せ、現在ではミディアムクラスやトラックにまで被害が及んでいます。
さらに、高級RVや高級車へのイモビライザー装着が進んだことから、イモビライザーが装備されていない低年式のクルマも、狙われるようになっています。

あなたの車があぶない!

ますます巧妙化する手口 防犯意識を高めよ

車のセキュリティーの向上とともに、車両盗難の手口も多様化し、さらに巧妙化しています。
昨年は、犯人がわざと車に追突し、追突されたドライバーが降りてきたところを別の犯人が乗り逃げてしまう
「こっつん盗」やあらかじめタイヤやホイールにゴム片などを貼り付け、その異常音に気がついたドライバーが
車を降りた隙に乗り去る「パタパタ盗」などが多く見られました。
また、中古車ディーラーなどを通じて巧みに本人になりすまし、ディーラーからスペアキーを発行してもらって
盗むといった手口も問題になりました。
これらの手口では、イモビライザーを装着している車でも関係ありません。
さらには、最新のイモビライザー装着車ばかり狙って盗難を繰り返した「イモビ破り」も横行。
こういった犯行は、明らかにプロの窃盗団の仕事で、相当高度な技術を持っていると見られています。
一方、盗難の3割はキーあり盗難です。キーあり盗難とは、エンジンをかけたままか、キーを車内に置いたままの
状態で盗まれること。言い換えれば、キーを抜くだけでも3割の被害は回避できると言えるのです。
プロの犯罪に対する強固な対策と日頃の防犯意識の徹底が求められています。