第1回 カーセキュリティーとは?
第2回 車上狙いの現状と対策
第3回 車両盗難の現状と対策
第4回 自分の駐車場も油断禁物!
 
車両盗難と違い、車上狙いは車両本体の転売が必要でないため、ガラスを割ったり、鍵穴を無理に
壊すといった手荒な手口が目立ちます。車種には関係のない犯罪なので、誰もがしっかり防犯意識を
持たなければなりません。

被害件数は自動車盗難の約8倍!!

警察庁の防犯名目としては、駐車中のクルマから、
車内のバックや金品などの物品を盗るのが車上狙い。
対して部品狙いは、クルマに取り付けられているカーナビあう
ホイールなどの部品を盗ることを指します。
ただしこの場合、オートバイや自転車も数に含まれているので、
自動車に限った発生件数は不明です。それでも車上狙い
25万6594件、部品狙い10万3772件という数字には、
相当数のクルマへの被害件数が含まれれているはずです。
実に自動車盗難件数の8倍近い件数なのです。しかし、
車上狙いの検挙率は空き巣やひったくり、車両盗難などといった
犯罪よりも低く、20.8%しかありません。
つまり、車上狙いからは、自分で自分の身を守るしかないのです。

カーナビ被害が続出 平均被害額も急上昇

車上狙いのターゲットになっているのは、圧倒的にカーナビです。
下のグラフは、昨年11月中に車両保険金が支払われた要件を集計したものですが、カーナビの被害が
全体の3分の1以上を占めています。以前はカーオーディオが1位でしたが、カーナビの急速な普及が
背景となってカーナビ被害も急増しています。
特に、モニター自体が本体となるハードディスクタイプのナビは人気が高い上、取り外しも比較的容易なため、
窃盗犯に狙われることが多いようです。
車上狙いで検挙される人員の約半数が少年と言われています。現在はオークションや中古部品の買い取り
販売店が増えたこともあり、換金が容易になっています。
それまでは、自分の車に装着したり、仲間内で転売されていたようですが、ネットオークションの登場により、
簡単に犯罪に手を染めてしますケースが増えているようです。また、車上狙いによる被害は、
単純に盗られたモノの被害だけではありません。犯行の際にドアをこじ開けられたり、鍵を壊されらり、
ガラスを割られたりと、クルマに対する被害も大きいものです。日本損害保険協会が発表した、
昨年の車上狙いによる平均被害額は、前年より4万円増えて31万円に上昇しました。
高価なカーナビの被害が増えたこともありますが、車両本体への修理費も大きいということなのです。